予算内で理想の結婚式を叶えるには?
結婚式は人生の一大イベント。しかし、東京で結婚式を挙げようとすると、平均的な費用は300〜400万円とも言われており、多くのカップルにとって「夢」と「現実」のギャップが課題となる。とはいえ、工夫と柔軟なプランニングによって、限られた予算の中でも理想のウェディングを叶えることは十分に可能だ。
東京での結婚式費用の現状
ゼクシィの最新調査によると、東京都内の結婚式の平均費用は約375万円。全国平均よりもやや高く、特に人気エリア(港区・渋谷区・表参道・代官山など)では、会場費や料理、装花などが割高になる傾向がある。
加えて、近年は物価上昇の影響により、ドレスレンタル・引き出物・人件費などもじわじわと上昇している。そのため、「思い出に残る式を挙げたいけれど、予算に限りがある」という悩みは、今や珍しくない。
費用バランスの考え方
結婚式の予算を考えるうえで大切なのは、「費用対効果」を見極めること。全てにお金をかけるのではなく、「こだわりたい部分」と「抑えてもいい部分」を明確にすることがポイントだ。
たとえば、写真や動画といった「形に残るもの」は投資する価値が高い一方で、演出や装飾はアイデア次第でコストを抑えることが可能。また、土日ではなく平日や仏滅などの「オフシーズン」を選べば、会場費やプラン料金が割引になるケースも多い。
東京でコスパの良い結婚式を実現する方法
- 会場選びを工夫する 郊外や住宅街にあるゲストハウス・レストラン・古民家を活用した「小規模ウェディング」や「ナチュラルウェディング」が注目されている。移動手段を考慮すれば、ゲストの負担も少なく、会場費も都心より割安。
- 少人数婚やフォトウェディングという選択肢 近年では「親族だけの食事会」や「写真だけの結婚式」など、形式にこだわらない自由なスタイルが増加。これにより費用を半分以下に抑えることも可能。
- DIYやオンラインサービスを活用 ペーパーアイテム・装飾・ウェルカムボードなどを手作りしたり、テンプレートを活用したりすることで、数万円単位で節約できる。打ち合わせやプランニングもオンラインで完結する業者も増えており、忙しいカップルにも好評。
「理想の結婚式」のために大切なこと
すべての条件を満たす完璧なプランを初めから目指すよりも、「自分たちらしさ」や「ゲストに感謝を伝えること」に焦点を当てることで、納得感のある結婚式を実現できる。
結婚式は高ければ良いというわけではない。「想い」が伝わる演出や、「ふたりらしさ」が表れる空間づくりこそが、ゲストの心に残る一日となる。